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マットレスのへたりは復活する?確認方法や寿命で買い替える時期について解説

2026.03.03



毎朝、マットレスから起き上がるのが辛くなっていませんか?それは、あなたが使っているマットレスが「へたって」きていることが原因かもしれません。私たちは毎日、マットレスに長時間体重を預けているため、どんなに高品質なものでも、いつかは「へたり」が生じてきます。へたりが進んだマットレスを使い続けると、体への負担が蓄積し、腰痛や肩こりの原因にもなりかねません。今回は、そんなマットレスのへたりについて、確認方法や復活方法、買い替えの目安まで解説していきます。

マットレスのへたりは復活する?

マットレスは、長年使用することで、内部の素材が少しずつ劣化し、沈み込んでしまう「へたり」が生じてきます。これは、マットレスに使われているウレタンやスプリング等の素材が、体重による圧力で押し潰されてしまうことが原因です。

残念ながら、一度へたってしまったマットレスの素材を元通りに復活させることはできません。へたりを放置して使い続けると、体圧分散性能が低下し、寝姿勢が崩れやすくなってしまうかもしれません。

マットレスのへたりを確認する方法

それでは、実際に自分のマットレスにへたりが生じているかどうかを、どのように確認すれば良いのでしょうか。確認方法は下記が挙げられます。

  • 見た目:表面の凹凸、形状の変化
  • 寝心地:体の沈み込み、腰痛や肩こりの増加
  • 音:バネ鳴りやギシギシ音の発生
  • 使用感:朝起きた時の疲労感、体のダルさ
  • 経年劣化:マットレスの使用年数

まず、見た目でへたりを確認してみましょう。新品の頃と比べて、マットレスの表面に凹凸が生じていたり、端から端までフラットではなくなっている場合は、へたりのサインです。

次に、寝心地の変化も重要な指標です。マットレスに横になった時に、腰が深く沈み込んでしまったり、あるいは硬く感じられるようになったら、内部のウレタンやスプリングが劣化している可能性があります。

また、音にも注目しましょう。寝返りや起き上がりの際に「ギシギシ」という音がする場合、マットレス内部の劣化を警告しているかもしれません。

そして、使用感からも見極められます。以前スッキリ起きられたのに、最近は起床時に疲れが残ったり、日中のだるさを感じるようになったら、それはマットレスのサポート力が低下しているからかもしれません。

一般的にマットレスの寿命は約10年とされていますが、使用頻度や手入れ状況によって前後します。おおよその使用年数を考慮しつつ、上記のようなへたりのサインを総合的にチェックしてみてください。

マットレスの寿命はいつ?買い替え時期の目安

へたりの兆候があるマットレスは、できるだけ早めに買い替えを検討しましょう。特に、マットレスを干しても独特の臭いが取れない場合は、へたりが深刻化している証拠です。

また、古いマットレスはカビや細菌が繁殖しやすくなります。シミやカビの発生が目立つようになってきたら、清潔面でも買い替え時だと覚えておきましょう。

マットレスのへたりを防ぐには?

大切なマットレスを少しでも長持ちさせるために、日頃からできる「へたり防止策」を実践してみませんか。ここでは、マットレスのへたりを防ぐためのポイントを5つご紹介します。

  • 定期的に寝位置を変える
  • すのこやベッドフレームで支える
  • 摩擦や汚れから保護
  • 体重に合ったマットレスを選ぶ
  • 湿気やカビを防ぐ

定期的な寝位置の変更やマットレスサポートの活用等、ちょっとした工夫で、へたりのスピードを遅らせることができるのです。快適な睡眠環境を保つために、ぜひ参考にしてみてください。

定期的に寝位置を変える

マットレスのへたりを防ぐうえで最も効果的なのが、「ローテーション」です。人の体は、腰からお尻にかけて最も重く、この部分に負荷が集中するため、マットレス中央よりやや下が特にへたりやすくなります。

そこで、マットレスを定期的に上下・左右(裏表)に入れ替えることで、体重がかかる位置を分散させ、全体のバランスを保つことができます。このひと手間で、素材の劣化スピードを大幅に遅らせることができるのです。目安としては3か月に1度のローテーションが理想的です。

すのこやベッドフレームで支える

適切な下支えがあることで、へたりのスピードを抑えられることをご存知でしたか。マットレスを直接床に置くのではなく、すのこやベッドフレームの上に乗せることで、マットレス全体を均等に支えることができます。下からの適度な反発が得られ、へたりの原因となる負担の集中を防げるのです。

なお、ファセットマットレスのような三つ折りタイプは、床に直接置いても問題なく使用できます。ただし、湿気対策をよりしっかり行いたい場合には、すのこやベッドフレームを併用するのがおすすめです。

すのこの隙間構造が空気の通り道をつくり、マットレス内部の湿気を逃がしやすくします。これにより、カビや臭いの発生を防ぎ、長期間清潔で快適な状態を保てます。また、ベッドフレームを使用すれば床との距離ができ、通気性がさらに高まります。

摩擦や汚れから保護

マットレスは、カバーリングの劣化が内部のへたりを加速させてしまう場合があります。特に、ペットと一緒に寝る方は要注意。愛犬や愛猫の爪とぎによって、マットレス表面に傷がつきやすくなるのです。また、汗や皮脂等の汚れが繊維に染み込むことで、生地の弾力性が失われ、へたりやすくなります。

これらを防ぐには、専用のマットレスカバーを使用するのが一番。ボックスシーツのようにマットレスを包み込むことで摩擦を防ぎ、さらに防水性のある素材なら、汚れから守ってくれます。カバーは洗濯できるものを選べば、清潔に保つこともできるのでおすすめです。

体重に合ったマットレスを選ぶ

体格に合わないマットレスを使い続けていると、局所的な負担によってへたりが早まってしまいます。自分の体重に適したマットレスを選ぶことが、へたり防止の基本と言えるでしょう。

一般的に、体重が重めの方にはかためのマットレスが、軽めの方には柔らかめのマットレスがおすすめです。バランスの取れた寝姿勢を保てるように、自分にぴったりのマットレス選びを心がけましょう。

また、二人で寝る場合は、それぞれの体格に合わせて、かたさの異なるマットレスを組み合わせるのも一つの手。ニーズに合わせたカスタマイズで、形状や弾力性を保ちながら、長く使うことができそうです。

湿気やカビを防ぐ

実はマットレスの一番の天敵は、目に見えない湿気なのです。湿度の高い環境では、マットレス内部でカビが発生しやすくなります。カビは繊維を傷め、へたりを早める原因になります。

また、湿気を含んだウレタンは劣化しやすく、短期間でへたってしまうこともあります。これを防ぐには、湿気対策が欠かせません。直射日光が当たらない風通しの良い部屋でマットレスを陰干ししたり、除湿機を使って部屋の湿度を下げたりするのがおすすめです。

特に梅雨時等、湿度の高い時期は、こまめな除湿を心がけましょう。また、マットレス表面のホコリやダニの死骸は放っておくとカビやニオイの原因になることがあります。週に1〜2回を目安に布団用ノズルでゆっくりと吸い取り、清潔さを保つことが大切です。

へたりにくいマットレスの選び方のポイント

マットレスを新調する際、快適な寝心地とともに、できるだけ長く使えるものを選びたいと思うのは当然のことです。しかし、店頭に並ぶマットレスを見ても、一体どれがへたりにくいのか判断するのは難しいもの。そこで、マットレス選びの際にチェックしておきたい、へたりにくさを見極めるポイントを4つご紹介します。

  • 復元率
  • かたさ
  • 素材
  • 保証内容

「復元率」や「かたさ」等、少し専門的な言葉も出てきますが、これらを理解することで、長期間にわたって快適に使えるマットレス選びに役立てることができるはずです。

マットレスの復元率って?

マットレスのへたりにくさを判断する上で重要なのが、「復元率」という指標です。復元率とは、ウレタンフォームなどの素材を一度押しつぶしてから解放したときに、どれだけ元の厚みに戻るかを数値化したものです。数値が高いほど、弾力性や形状の回復力が保たれていることを意味します。

一般的に、復元率が高いほど形が崩れにくくへたりにくい傾向があります。「高反発」「低反発」といった呼び方は、あくまで業界内で使われている目安であり、JIS規格(日本産業規格)などで明確に定義されている区分ではありません。高反発タイプはへたりにくい傾向がありますが、体格や寝姿勢、好みによって感じ方は異なります。

また、スプリングマットレスでは、独立したコイルが体重を分散し、負荷のかかりやすい部分も適切に支えるため、復元率が高くなる傾向にあります。

マットレスのかたさは、へたりに影響する?

マットレスのかたさも、へたりやすさに大きく関係してきます。一般的に、柔らかすぎるマットレスは、体重を支えきれずに沈み込みが大きくなり、結果としてへたりが早まる傾向があります。

逆に、かたすぎるマットレスは体への負担が大きくなるため、避けたほうが良いでしょう。理想的なのは、程良いかたさがあり、体圧をバランス良く分散できるマットレスです。選ぶ際は、自分の体格や好みに合わせて、もっとも心地良いと感じる硬さのものを選びましょう。

また、ポケットコイルのように、点で支える構造のマットレスは、面で支えるボンネルコイルに比べ、構造上、部分的なへたりが生じにくい傾向があります。

マットレスの素材で変わる耐久性

マットレスに使われている素材も、へたりやすさに影響してきます。一般的に、天然素材のラテックスや、化学素材の高密度ウレタンは、へたりに強いと言われています。特にラテックスは弾力性と耐久性に優れ、使用環境や厚みにもよるものの、10年程度使用できる例もあります。

一方、低密度ウレタンや、ポリエステル綿等の繊維系素材は、比較的へたりやすい傾向にあります。マットレス選びの際は、これらの素材の特性を理解し、自分の予算と相談しながら、できるだけ耐久性の高いものを選ぶことが大切です。

品質保証の有無も重要なチェックポイント!

独自の品質保証制度も、へたりにくいマットレスを選ぶ際の目安になります。一般的に、保証期間が長いマットレスほど、耐久性を重視した設計になっている傾向があります。

また、へたりによる凹みの深さに応じて、無償で交換してくれるサービスを実施しているメーカーもあります。使用開始から一定期間内に規定以上の凹みが生じた場合、新品と交換するなど、保証内容が明確なブランドは安心です。

まとめ

マットレスのへたりは、長年の使用による自然な劣化現象ですが、日々メンテナンスを行うことによって快適な寝心地をより長く保つことができます。へたりの確認方法を知り、こまめなローテーションや湿気対策を行うことで、マットレスを長持ちさせることができます。そして、へたりやすさを見極めるポイントを抑え、質の高いマットレスを選ぶことも忘れずにしましょう。形状や弾力性を保ち、長く使えるマットレスを見つけて、毎日の睡眠を充実させてください。

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