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毎晩ぐっすり眠れていますか?実は、マットレスの硬さが合っていないと、体に負担がかかり、疲れが取れないことがあるのです。特に、硬すぎるマットレスは痛みの原因になることもあります。でも、柔らかすぎるのもよくありません。自分に合ったマットレスの硬さを知ることが、快適な睡眠への第一歩。今回は、マットレスの硬さについて詳しく解説します。硬さが合わないときの対策もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
マットレスの硬さの目安

マットレスの硬さを表す指標として、一般的にN(ニュートン)という単位が使われることが多いです。
これは、マットレスの硬さを示すもので、数値が大きいほど硬く、数値が小さいほどやわらかいことを意味します。
- 60N未満:やわらかめ
- 60N以上~100N未満:ふつう
- 100N以上:硬め
まず、60N未満のマットレスは体を優しく包み込むような柔らかさが特長で、体とマットレスの接地面積が広くなる傾向があり、一般的には間接や筋肉にかかる圧力をやわらげやすいと言われています。ただし、柔らかすぎるマットレスは、体が沈み込みすぎてしまい、腰痛等の原因になることもあるので注意が必要です。
次に、60N以上~100N未満のマットレスは、適度な支えと沈み込みのバランスがとれたタイプが多く、体圧を分散させてくれるため、多くの人にとって快適な睡眠を得られる傾向があります。
最後に、100N以上のマットレスはしっかりとした寝心地を求める方や、体重が重めの方から選ばれることが多いタイプです。ただし、硬さが強い分、体との設置面積が少なくなり、圧迫を感じやすくなる場合もあります。
自分に合ったマットレスを選ぶには、この硬さの目安を参考にしながら、実際に寝てみて確かめることが大切です。
硬いマットレスのメリット・デメリット

硬いマットレスを使用することには、一定のメリットがある一方で、デメリットもあることを知っておく必要があります。
硬いマットレスのメリット
一般的に、硬いマットレスは体を下からしっかりと支えてくれるため、背筋が沈みにくく伸びた状態で寝ることができると言われています。
硬いマットレスのデメリット
一方で、硬いマットレスにはデメリットもあります。まず、沈みにくいために硬さを感じやすく、フィット感が得にくいと感じる方もいます。その結果、寝付きが悪くなったり、途中で目が覚めたりする場合もあるようです。特に、体重が軽めの人や、関節の痛みがある人にとっては、硬すぎるマットレスは快適な睡眠を妨げる要因になることもあると言われています。
硬いマットレスを使うと筋肉に力が入りやすく、体が緊張した状態になりやすいという声もあります。姿勢によっては肩や腰に負担がかかることがあり、肩こりや腰痛が悪化することもあります。
さらに、寝返りのしやすさに影響を与えることがある点も、硬いマットレスのデメリットです。体が沈み込みにくいため、寝返りに必要な力が大きくなり、スムーズに体勢を変えることが難しい傾向にあります。寝返りが不足すると、体の一部に負担がかかり続け、圧迫感が蓄積してしまうこともあります。
硬さの合わないマットレスを使うとどうなる?

自分に合わない硬さのマットレスを使い続けると、下記のような問題を引き起こす可能性があります。
- 睡眠の質が低下することがある
- 首や肩、腰等、体に痛みが出ることがある
ここでは、硬さの合わないマットレスを使用した場合に起こりうる問題について説明します。
睡眠の質が低下することがある
硬すぎたり柔らかすぎたりと感じるなど、自分に合わない硬さのマットレスは、快適な睡眠を妨げる要因になることがあります。体への圧迫感が強すぎたり、沈み込みすぎたりすることで、寝付きが悪くなったり、途中で目が覚めたりすることもあるのです。十分な睡眠が取れないと、日中の活動にも影響が及びます。集中力の低下や、ミスの増加、事故のリスクの上昇等、睡眠不足が引き起こす弊害は計り知れません。
また、睡眠の質が低下することで、体の疲労回復が妨げられます。睡眠は、体を休め、疲れを取るための大切な時間です。しかし、硬さの合わないマットレスでは、体が休まらず、疲労が蓄積する傾向にあります。これは、心身の健康を損なう恐れもあるため、マットレス選びには注意が必要です。
首や肩、腰等、体に痛みが出ることがある
一般的に、硬すぎるマットレスは体の沈み込みが少ないため、凹凸のある首や肩、腰、尻等圧力が集中しやすい部位とされています。硬いマットレスでは、これらの部位へかかる圧力が強くなりやすく、痛みを引き起こす可能性があります。
また、柔らかすぎるマットレスも、体の痛みを引き起こす要因となることがあります。体が沈み込みすぎることで、背骨のラインが歪んでしまう場合があるのです。これは、腰痛や肩こりの原因になることがあります。特に、側弯症や円背等、姿勢に問題がある人にとっては、柔らかすぎるマットレスは体への負担を大きくする恐れがあります。
体の痛みは、QOLの低下を招く大きな要因です。慢性的な痛みは、日常生活に支障をきたし、仕事や趣味等の活動を制限してしまいます。また、痛みによるストレスは、心の健康にも影響を与えることがあると言われています。自分に合った硬さのマットレスを選ぶことで、こうした問題を未然に防ぐことができるのです。
マットレスは柔らかすぎもNG!自分に合う硬さの選び方

マットレスの硬さが合わないと、快適な睡眠を得にくいと感じる方もいます。しかし、硬すぎるマットレスがよくないからといって、柔らかすぎるマットレスを選んでしまっては本末転倒です。
では、自分に合ったマットレスの硬さを選ぶには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
マットレスを選ぶポイントは以下の2点です。
- 体重で選ぶのがおすすめ
- 寝姿勢で選ぶのがおすすめ
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
体重で選ぶのがおすすめ
体重が軽めの人は、柔らかめのマットレスが向いている傾向にあります。これは、寝心地の悪化や、体の痛みにつながることがあるからです。
一方、柔らかめのマットレスなら、体を優しく包み込むように支えるため、快適な睡眠を得ることにもつながると思われます。また、体圧分散に優れているものが多く、体への圧迫感を軽減してくれる効果も期待できます。
逆に、体重が重めの人は、硬めのマットレスを選ぶほうが安定しやすいとされています。体重が重いと、マットレスにかかる圧力が大きくなるため、柔らかすぎるマットレスでは体の沈み込みが大きくなる傾向があるからです。これは、背骨のラインを歪ませ、腰痛や肩こりの原因になることもあります。また、寝返りが打ちにくくなることも多く、必要以上に力を使うことで目が覚めやすくなり、十分な睡眠がとれないこともあります。硬めのマットレスなら、体をしっかりと支えやすく、これらの問題を防げる可能性があります。
ただし、体重だけでマットレスの硬さを決めるのは適切ではありません。体重が同じでも、体型や筋肉量によって、適切なマットレスの硬さは異なる場合があるからです。また、個人の好みも大きく関係してきます。そのため、体重を一つの目安としつつ、他の要素も考慮して、自分に合ったマットレスを選びましょう。
寝姿勢で選ぶのがおすすめ
普段の寝姿勢も重要な要素となります。仰向け、横向き、うつ伏せ等、それぞれの寝姿勢に適したマットレスの硬さが異なるため、自分の寝姿勢に合わせて選ぶことが大切です。
【仰向けで寝る人】
仰向けで寝る人は、かためのマットレスがおすすめです。仰向けの姿勢では、背中全体がマットレスに接触するため、体重が分散されやすくなります。そのため、ある程度の硬さがあるマットレスを選ぶことで、背骨のラインを自然に保ちながら、快適な睡眠を得られる傾向にあります。
【横向きで寝る人】
横向きで寝る人は、やわらかめのマットレスがおすすめです。横向きの姿勢では、肩や腰等の体の凹凸部分にマットレスが接触します。そのため、硬すぎるマットレスでは、これらの部位への圧迫感が強くなり、痛みや不快を感じる方もいるようです。適度な柔らかさのあるマットレスなら、体の凹凸にフィットし、圧力を分散してくれるため、快適な睡眠を得られる場合が多いです。ただし、やわらかすぎるマットレスは、沈み込みが大きいのでおすすめしません。
【うつ伏せで寝る人】
うつ伏せで寝る人は、硬めのマットレスがおすすめです。うつ伏せの姿勢では、顔を下に向けるため、呼吸が妨げられる可能性があります。柔らかすぎるマットレスでは、体が沈み込みすぎて、さらに呼吸が困難になってしまいます。また、背中や腰への負担も大きくなります。適度な硬さのあるマットレスなら、体を支えてくれるため、これらの問題を防げる可能性があります。
ただし、寝姿勢は一晩の間に何度も変わるものです。そのため、寝姿勢だけでマットレスの硬さを決めるのは適切ではありません。あくまでも、自分の主な寝姿勢を考慮しつつ、他の要素とも合わせて、総合的に判断するようにしましょう。
マットレスの硬さが合わないときの対策

すでにマットレスを使っていて、硬さが合わないと感じる人もいるでしょう。そんなときは、以下のような対策を試してみてください。
マットレスが硬すぎる場合
マットレスが硬すぎて寝心地が悪いなら、マットレスパッドや敷布団を使うのがおすすめです。マットレスの上に敷くことで、硬さを和らげてくれます。低反発素材のマットレスパッドなら、体圧分散性に優れていると言われており、体へのフィット感が高いと感じる方も多いでしょう。
また、マットレストッパーを使うのも効果的。マットレスの上に置くだけで、硬さを調整してくれます。ウレタンフォームや低反発フォーム等、さまざまな素材のマットレストッパーがあるので、好みや予算に合わせて選んでみてください。
マットレスが柔らかすぎる場合
逆に、マットレスが柔らかすぎる場合は、下からサポートするのが良いでしょう。アンダーマットレスや、すのこ等を敷いてみてください。マットレスが沈み込みにくくなり、程よい硬さを保ちやすくなると言われています。
また、硬めのウレタンフォームのマットレスを重ねる場合は全体的に硬さが増すので、柔らかすぎるマットレスの対策になります。ただし、高さが出るので、ベッドの高さとの兼ね合いは考えておく必要があります。
マットレスが硬すぎると感じたら買い替えの検討もおすすめ!

上記のような対策を試してもマットレスの硬さが合わないなら、思い切って買い替えを検討するのもおすすめです。
マットレスの使用年数が長く、ヘタリが目立ってきたら買替え時と言えます。快適な睡眠のために、自分に合った硬さのマットレスを選びましょう。
おすすめなのは、カラーフォームのファセットマットレスです。このマットレスは、高反発ウレタンと低反発ウレタンを組み合わせた3層構造により、体圧分散に優れた設計となっています。また、独自の六角スリット構造により、仰向けで寝ると面で体を支え、横向きで寝ると曲面で肩まわりに沿ってフィットしやすいです。
ファセットマットレスは、97%という高い復元率を誇り、長く使っても形が保たれやすい仕様です。また、硬さを選べるのも魅力で、スタンダードとハードの2種類から自分の好みや体型に合わせて選ぶことができます。さらに、カバーは取り外して洗濯ができ、抗菌防臭加工も施されているので、清潔に使い続けやすいとされています。
このマットレスは、耐久性と寝心地の良さを求める人、体圧分散性の高いマットレスを求める人、硬さを選びたい人、清潔に使いたい人等、質の高い睡眠を重視する人に適しています。特に、マットレスの硬さが合わず、快適な睡眠がとれていない方にとって、ファセットマットレスは最適な選択肢と言えます。
長年使用したマットレスのヘタリが気になり始めたら、ファセットマットレスへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。高品質な素材と構造で、長く快適な睡眠をサポートします。

ファセット® 三つ折りマットレス
からだにフィットする三つ折りタイプのマットレスは、ベッドにも床にも対応できて使い勝手が良いのが特長です。
【120日間フリートライアル】付きなので、ご自宅で寝心地をじっくり体感できます。
まとめ
マットレスの硬さは、快適な睡眠を左右します。硬すぎるマットレスは体に痛みが出る原因になりますし、やわらかすぎるマットレスは腰痛や肩こりを引き起こすこともあります。
自分の体重や寝姿勢を考慮して、最適な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。使っているマットレスの硬さが合わないと感じたら、マットレスパッドやマットレストッパーを使ったり、硬質マットレスを重ねたりする等の対策を試してみてください。
それでもピンとこないなら、買い替えを検討するのも一案。快適な眠りは、心身の健康に欠かせません。ぜひ、自分に合った硬さのマットレスを見つけて、毎晩ぐっすり眠れる環境を整えましょう。
この記事内で紹介した商品

ファセット® 三つ折りマットレス
からだにフィットする三つ折りタイプのマットレスは、ベッドにも床にも対応できて使い勝手が良いのが特長です。
【120日間フリートライアル】付きなので、ご自宅で寝心地をじっくり体感できます。











