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マットレスは重さも選ぶポイント!平均重量を種類別に紹介

2025.04.18



マットレスを選ぶ際、寝心地や耐久性、価格など、さまざまな要素を比較することが多いですが、意外と見落としがちなのが「重さ」です。実は、マットレスの重さが持ち運びやメンテナンスのしやすさに大きく影響します。特に、女性や高齢者にとっては、重いマットレスの取り扱いが負担になることもあります。

また、定期的な手入れを怠ると、カビやダニが繁殖し、マットレスの寿命を縮めることになるかもしれません。ぜひこの記事を参考に、長く使えて自分に合ったマットレスを見つけてください。

マットレス選びで重さを確認するべき理由



マットレスの重さは、持ち運びやメンテナンスのしやすさに直結します。例えば、引っ越しの際や部屋の模様替えをするとき、重いマットレスは運ぶのも一苦労です。特に女性や高齢者の場合、ひとりで運ぶのは困難な場合もあるでしょう。

また、重いマットレスはメンテナンスが疎かになりがちです。マットレスは、定期的に裏返したり、日光に当てて湿気を飛ばしたりするのが理想ですが、重量があるとその作業自体が大変です。メンテナンスを怠ると湿気が溜まり、マットレスの中にカビやダニが繁殖するリスクが高まります。

さらに、重いマットレスは、身体にかかる圧力を適切に分散できるタイプが多く、快適な睡眠を取ることができるでしょう。

【種類別】マットレスの平均重量



マットレスは種類によって、重さがかなり変わってきます。代表的なマットレス6種類のサイズ別の平均的な重量は以下の通りです。こちらの数字は目安であり、実際の重さはメーカーごとに異なるため、あくまでも参考数値としてご覧ください。

マットレスの種類 厚さ シングル
(幅100cm)
セミダブル
(幅120cm)
ダブル
(幅140cm)
低反発ウレタン 約10cm 11kg程度 13kg程度 15kg程度
約20cm 22kg程度 26kg程度 31kg程度
高反発ウレタン 約10cm 7kg程度 8kg程度 10kg程度
約20cm 14kg程度 17kg程度 20kg程度
高反発ファイバー 約10cm 10kg程度 12kg程度 14kg程度
約20cm 20kg程度 24kg程度 28kg程度
ボンネルコイル 約20cm 18kg程度 22kg程度 25kg程度
ポケットコイル 約20cm 20kg程度 24kg程度 28kg程度
ラテックス 約10cm 15kg程度 18kg程度 21kg程度
約20cm 30kg程度 36kg程度 42kg程度

低反発ウレタン

低反発ウレタンマットレスは、体の圧力に応じてゆっくりと沈み込みます。そのため、体全体が均一に支えられ、包み込まれるような感覚のマットレスです。

しかし、通気性があまり良くないため、湿気対策が必要です。特に湿度の高い地域や梅雨などの季節には、カビやダニの発生を防ぐためのメンテナンスが欠かせません。

比較的軽量で、10cm程度の厚さならシングルサイズで約11kgです。女性でも扱いやすい重さといえるでしょう。

高反発ウレタン

高反発ウレタンマットレスは、低反発とは対照的に、しっかりとした反発力があります。適度な弾力で寝返りが打ちやすく、体がしっかりと支えられて沈み込み過ぎないため、特定の部位に圧力が集中するのを防げるでしょう。健康的な睡眠姿勢を保つ効果が期待できます。

厚さ10cm程度であれば、シングルサイズで約7kg、セミダブルで約8kg、ダブルで約10kgです。この重さの幅は、使用されているウレタンの密度や厚みによるもので、軽量なものから重いものまでさまざまです。

高反発ファイバー

高反発ファイバーマットレスは、高い通気性と弾力性を兼ね備えています。湿気がこもりにくく丸洗いが可能なタイプも多いため、マットレスの衛生面が気になる人におすすめです。ただし、寝心地はかためなので、柔らかな感触が好みの方には向かないかもしれません。

高反発ファイバーマットレスの重さは、厚さ10cm程度であれば、シングルサイズで約10kg、セミダブルで約12kg、ダブルで約14kgです。ウレタンフォームよりは重いですが、中身が分割されているタイプであれば女性でも扱うことができるマットレスです。

ボンネルコイル

ボンネルコイルマットレスは、連結された複数のコイルが埋め込まれていて、体を面で支える構造です。全体で体を均一に支えることで体重を広範囲に分散させるため、耐久性に優れ通気性も良好ですが、シングルサイズで約18kg、セミダブルで約22kg、ダブルで約25kgと、やや重量があります。女性にとっては扱いづらい重さで、メンテナンスの際は家族などの協力が必要になるでしょう。

ポケットコイル

ポケットコイルマットレスは、不織布で包まれたコイルが独立して動きます。そのため、隣で寝ている人の動きがボンネルコイルよりは伝わりにくく、夫婦やカップル等で一つのベッドを使用する場合に向いています。体圧を均一に分散するため体全体が適度に支えられ、健康的な寝姿勢を保ちやすいでしょう。

シングルサイズで約20kg、セミダブルで約24kg、ダブルで約28kgと、今回紹介する6種類の中で最も重量があります。一人での移動は難しく、複数の人手が必要です。

ラテックス

ラテックスマットレスの原材料はゴムの木から採取された樹液で、優れた弾力性と柔軟性で体全体をしっかりと支えることができます。ラテックスは高密度の素材で、マットレスの重さは、厚さ10cm程度のもので、シングルサイズで約15kg、セミダブルで約18kg、ダブルで約21kgです。女性一人で持ち上げることができる重量ではないので注意が必要です。

マットレスの重さと価格の関係



一般的に、重めのマットレスは価格が高く、軽めのマットレスは価格が安い傾向にあります。シングルサイズで20kg前後のボンネルコイルやポケットコイルマットレスは、比較的高価格です。耐久性に優れ、上質な寝心地を得られる反面、予算が限られている人だと手を出し難いでしょう。

一方、ウレタンフォームのマットレスは、比較的安価で購入しやすく、コストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

また、予算が限られている場合は、セールや割引を活用することで、予算内で理想のマットレスを見つけることができるかもしれません。

使わなくなったマットレスの処分方法



使わなくなったマットレスを処分するには、以下のような方法があります。

  • 自治体の粗大ごみ回収を利用する
  • マットレスを分解して通常ごみとして処分する
  • 新品購入時の引き取りサービスを利用する
  • 廃品回収業者に依頼する
  • リサイクルショップやネットオークションを利用する

それぞれの方法にメリットとデメリットがありますので、自分の状況やニーズに合った方法を選びましょう。



自治体の粗大ごみ回収を利用する

予約制や有料の自治体が多いため、事前にルールを確認し手続きを行います。指定された日時で決められた場所にマットレスを運び出す必要があるので、重量があるボンネルコイルやポケットコイルのマットレスは、人手を確保する等、運搬手段を考えておきましょう。

自治体によっては家の中からの運び出しをサポートするサービスを提供しているところもあります。また、スプリングが入っているタイプのマットレスは、自治体によっては粗大ごみとして回収してもらえないこともあるため注意が必要です。

マットレスを分解して通常ごみとして処分する

マットレスを細かく分解して通常のごみとして処分する方法もあります。コイルが入っていないウレタンやファイバーマットレスであれば、自分で分解して燃えるごみや不燃ごみとして捨てることが可能です。

この方法は手間がかかりますが、費用を抑えることができるため、時間と体力に余裕がある人には適しています。ただし、細かく分解しても素材によっては通常ゴミとして出せないことがありますので、事前に自治体に確認しましょう。

新品購入時の引き取りサービスを利用する

新しいマットレスを購入する際に、販売店によっては、古いマットレスを無料または低価格で引き取るサービスを提供しています。自分で運び出す手間が省けるため非常に便利です。引き取りサービスの有無や費用については、事前に販売店に確認しましょう。

廃品回収業者に依頼する

廃品回収業者は、自宅まで来てマットレスを回収してくれるため、自分で運び出す必要がありません。ただし、不法投棄を行う業者も存在するため、信頼できる業者を選びましょう。一般廃棄物処理業の許可証が一つの目安になります。

リサイクルショップやネットオークションを利用する

使用期間が短く状態が良いマットレスであれば、リサイクルショップやネットオークションで売却できる可能性があります。ただし、マットレスは消耗品で使用感が出やすいため、買取価格が低くなることが多いようです。また、ネットオークション等、個人間で売却する際は、自分で梱包を行う必要があるため、その手間も考慮する必要があります。

まとめ

マットレスを選ぶ際、重さのことを見落としがちですが、実は重要な要素の一つです。
マットレスの重さによって、持ち運びやメンテナンスのしやすさ、マットレスの素材や種類によって重さはかなり異なりますので、素材選びも慎重に行いましょう。
自分のライフスタイルや体格に合った重さのマットレスを選ぶことで、長く快適に使えるマットレスをきっと見つけられるでしょう。

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